こんにちは。
だんだんと寒くなってきましたね。インフルエンザも流行りつつありますので、
日常の予防に努めながら乗り切りたいですね。
寒くなると、どうしても身体が縮まり、前屈姿勢となり呼吸も入り辛くなってきます。また、現代はストレス社会の中で生活している私達ですが、自分も気が付いていないストレス。
これは自然と呼吸も浅くなっています。
人間の生命維持には不可欠な呼吸。
ピラティス&ヨガのベースとも言える呼吸についてお伝えしたいなと思います(´艸`)
呼吸・・・2種類あります。
❶細胞呼吸・・血液と組織細胞内のガス交換
細胞の1個1個が、エネルギーを作り出すために行う呼吸。
❷外呼吸・・・血液と空気とのガス交換
私たちが通常意識をして行える呼吸です。
吸うことで、肺胞から毛細血管の中の血液に運ばれ、身体の中で不要になった二酸化炭素は血液から肺胞内へ入り(内呼吸)、体外へと吐き出される。(外呼吸)。吸う吐くの換気と、酸素と二酸化炭素が交換するガス交換がきちんと行えていることで維持されていきます。
呼吸運動は、横隔膜と外肋間筋の運動となります。
吸う・・・横隔膜と外肋間筋が収縮
横隔膜の収縮で横隔膜が下がり、外肋間筋の収縮で胸郭を前後に拡げ
肺が膨らんでいく。
吐く・・・横隔膜と外肋間筋が収縮を止めて
弛緩することで、肺が自ら収縮していく。
肺を風船のように考えて呼吸をしていき、想像していけば分かりやすいですね。
日常の中で意識をせず呼吸運動は行われていますが、大半の方が正しい呼吸ができていないと言われています。
現代はストレス社会であるため無意識のうちに緊張していたり、過剰に筋トレなどで鍛えられている方などは背部の筋肉が緊張しているので、呼吸が入り辛かったり、運動を全くしていない方は感覚が鈍っていたりと。
バランスは難しいですね。
呼吸と姿勢はとても密接な関係があります。
ピラティスをする目的の一つとして、姿勢改善で来られる方が多くおられます。
ストレッチとか、筋トレとかで改善するものではなく、呼吸自体がそのような姿勢をもたらしている可能性があります。また、その逆のことも言えます。
でもそのような呼吸になる原因としては、日々の生活習慣やストレスになる原因が必ずあり、常に身体が緊張している状態である結果だと思います。
息を吐き出すことが難しい方が多くおられ、それは横隔膜が動いていない、いわゆる深層筋が働かない、使えないという事です。
まずは自身が体の緊張をしっかりと認識し、脳と身体にしっかり酸素を送り込み二酸化炭素を吐き出せる、正しい呼吸が行えることが大切です。
無意識にしている呼吸ですが、1日2万5、6千回している呼吸です。
意識をして自分と向き合い、呼吸をしていき深層筋にしっかりとアプローチをしてみませんか?
意外に難しい!など新たな発見があるかもしれません。
呼吸は奥が深いです。私達も学びに終わりはないです!