こんにちは。インストラクターのKYOKOです。

スタジオがお休みになって時間に余裕ができたので、栄養について勉強を始めました。

気持ちよく動ける身体を作ってくれるのは、食べ物ですからね。

ストレスに対抗するために血糖値を上げるホルモン:コルチゾール

ところで、「ストレス ホルモン」というのがあるのをご存じですか?

副腎皮質から分泌されるコルチゾールというホルモンなのですが、

朝の目覚めに重要な働きをするホルモンです。

夕食から次の日の朝食までの間が長いので、朝はちょっとした絶食状態から始まりますが、

コルチゾールが肝臓に働きかけ、ブドウ糖を血中に放出するように促してくれて、

血糖値が上がるので、すっきりと目覚めることができるのだそうです。

「目覚め イラス...」の画像検索結果

このコルチゾールはストレスがかかった時にも分泌されることから、

ストレスホルモン」とも呼ばれています。

大昔、猛獣に襲われるなど危機的状況に陥った時には、

「逃げるか、闘うか」の行動をとらなければなりませんでした。

その準備として、身体は血糖値を上げるという反応を起こすのだそうです。

しかし、現代では、その血糖は「逃げるか、闘うか」という行為では消費されず、

そのまま脂肪細胞に移動してしまうことが多いようです。

「コロナ太り」のメカニズム

一方肝臓の方では、蓄えていた栄養をブドウ糖として放出してしまったので、

失った栄養を回復しようと、食欲を刺激し摂食を促します。

ストレスがかかると、無性に甘いものが食べたくなるという、あれですね。

砂糖には、果糖が含まれています。

ブドウ糖も果糖も単糖類ですが、代謝のされ方が違っていて、

果糖の方が中性脂肪に変わりやすいのだそうです。

「中性脂肪イラス...」の画像検索結果

ブドウ糖と果糖とで同じカロリーを摂取したところ、

果糖を摂取した方は3倍内臓脂肪がついたという実験結果もあるそうです。

ちなみに、でんぷんはブドウ糖からできています。

「コロナ太り」のメカニズムも、こんなところにあるのかもしれません。

でも、「コロナ太り」以上に怖いのは、ストレスが続いてこの悪循環を断ち切れなくなり、

副腎が疲労してコルチゾールを分泌できなくなることだそうです。

そうなると、朝起きるのがつらくなり、何もやる気が起きなくなって、

ひいては鬱状態に陥ってしまいます。

副腎疲労を予防するためにお勧めの朝食

朝の元気を、コーヒーと甘いパンに頼って振り絞っていらっしゃる方は、

黄信号かもしれません。

そんな方には、朝食にオートミール粥を試していただきたいです。

調理もコーヒーを入れるのと変わらないくらい簡単ですし、意外と食べやすいので、

朝がつらい方にも取り入れていただきやすいのではないかと思います。

写真は、今日の私の朝食です。

トッピングは、梅干しと塩昆布ですが、これだとタンパク質が少ないので、

鮭のフレークなどあるとよかったのですが…

鮭は免疫力を高めてくれるビタミンDも豊富ですしね。

トッピングで栄養のバランスも、味の変化も楽しんでいただけたらと思います。

免疫力アップといえば、オートミールは水溶性食物繊維も豊富で、

腸内環境を整えてくれる効果も期待できます!

適度な運動で体脂肪を燃やそう

そんな朝食を、明るい窓辺で日の出から3時間以内、

今の季節でしたら遅くとも8時くらいまでにとっていただき、

食事から3~4時間後くらいのもっとも体脂肪が燃えやすいタイミングで、

ピラティスヨガなどの適度な運動、あるいは散歩などをしていただくのが

理想かなと思います。

運動をすると、GLP-1という食欲を抑制するホルモンも分泌されるそうなので、空腹感も紛ら

わせられるかもしれません。

以上、今私が「いいかな」と思っていることを、シェアさせていただきました。もしよかった

ら、無理なくできそうなことから試してみてください。

ご一緒に、コロナに負けない体を維持していきましょう。

岡山・倉敷ピラティスヨガスタジオ・LitheMB