こんにちは!

段々と寒くなってきましたね。

温かいものを身体に取り込んで、体調を崩されませんようお気をつけくださいね。

さて、今日はよく耳にするインナーマッスルやアウターマッスルについてお話が

できたらと思います。少し専門的な文言もあるかと思いますが・・・

コロナ禍となり、個人の健康意識も高まっていてトレーニングや、身体を動かすことを

習慣化されている方が増えていると実感しておりますが、

やり方を間違えると、故障やけがに繋がり状況によっては手術が避けられないことに

繋がってきますね。

そこで、なぜ最近はインナーマッスルを!ということを言われるか・・

お伝えできればと思います。

筋肉は、3種類に分類されます。

①ローカル スタビライザー(深層)(遅筋)(横隔膜 腹横筋 多裂筋骨盤底筋など他にも)

②グローバル スタビライザー(深層または浅層)(速筋)(内外腹斜筋 大中小殿筋他にも)

③グローバル モビライザー(浅層)(速筋) (腹直筋 ハムストリング 広背筋他にも)

それぞれ層になっています。

筋肉の種類が違えば、働きも、アプローチも変わってきます。

では、どのように違うのか。

①ローカルスタビライザー(深層)

・ささやきかける場所

・筋肉の収縮速度としては遅い場所だが、長い収縮持久力がある場所

・疲れにくい筋肉

・低度で活性していく

・ニュートラルゾーンで働きやすい場所、最適な収縮可能、

・最も高い固有感覚受容器を持つ場所

(固有感覚受容器とは、体の動きの関する情報を伝えてくれる大切な感覚で

筋、腱、関節などの動きを検出する体の位置や動き力の感覚)

この働きが低下すると、運動機能は低下する)

ローカルスタビライザーは、縁の下の力持ちのような場所で、体の骨を支えてくれます。

この場所なしで、浅層筋ばかり鍛えても最終的には怪我や故障へと

つながっていきます。怪我をしたら、一気にトレーニングをするのではなく、

まずは、このローカルスタビライザーへとアプローチをし、固有感覚受容器の働きを

戻していくことが大切です。

スタビリティクッションなどの不安定な環境や、ピラティスマシンで低負荷でのアプローチ。

ローカルスタビライザーは、閉鎖運動連鎖(クローズドキネティックチェーン)で働く場所となります。

※閉鎖運動連鎖とは

(運動する関節のうち、遠位部の自由な動きが外力により制限されているような場合)

マシンピラティスは、このクローズドキネティックチェーンのエクササイズが多いので、

コアが安定していない方も、サポートがあるのでマシンの力を借りてローカルスタビライザーに

働きかけていくことが容易です。

② グローバル スタビライザー(深層または浅層)

・語りかける筋肉

・有酸素運動がなければ働かない場所

・単関節につき、中度での活性

・高い感覚受容器を持つ場所

・方向に応じた活動

・インナーとアウターの動きの幅のコントロール

・姿勢筋・反重力筋

・伸張性の収縮 減速運動  など

主に不安定な面で鍛えらます。

例えば、バランスボールやフォームローラー、スタビリティクッションなど。

もちろん、マシンでも効果的です。

やはり、閉鎖運動連鎖(クローズドキネティックチェーン)で働く場所ですが、

まずは、ローカルスタビライザーからグローバルスタビライザーへとつなげて

いきたいです。

 

③ グローバル モビライザー(浅層)

・叫ぶように伝える筋肉

・早い収縮速度

・疲労しやすい場所

・短縮性収縮(筋が短くなろうとして力を出し、実際に短くなる収縮)

・方向に応じた活動

・高負荷で活性 動力の産生

いわゆる、運動ができる筋肉です。

開放運動連鎖(オープンキネティックチェーン)で働く場所ですね

*開放運動連鎖とは

(遠位部の関節が自由に動くことができる場合の運動のこと)

マットピラティスは、このオープンキネティックチェーンのエクササイズが多いです。

高負荷で速い速度、高度なコーディネーションを用いて鍛えられる場所で、

やり方を間違えると、筋の緊張や筋短縮、筋硬化などおこします。

 

 

もちろん、マシンもインナーマッスルからアウターマッスルまでもっていくことができます。

ピラティスでは、深層筋から浅層筋までアプローチができます。

浅層筋・・骨を支える筋肉

表層筋・・運動ができる筋肉

深層筋を飛び越えて、浅層筋ばかりアプローチをしていると、

一時的には、見た目も変わり減量にもつながりという感じにはなるかとは思いますが、

後にケガや故障などで、その代償は大きくご自身に返ってきます。

また、呼吸など意識せず表の筋肉ばかりアプローチをしていても、

年齢を重ねれば重ねるほど、代謝アップにはつながりません。

身体のバランスも、この深層筋がないととても不安定となります。

身体の奥から意識をして、本質的な体の改善へとつなげていきたいです。

ピラティスはしっかりと呼吸を入れた有酸素運動となります。

最初は物足りない動きなどもあるかと思いますが、その方に合わせてプログラミングを行い、

レベルを上げていきます。

是非、アウターマッスルだけでなくインナーマッスルから服を着せていくように

アウターへとつなげていき、燃えやすい動きやすい身体へともっていきませんか?

是非ともお問合せ下さい。お待ちしています。

岡山・倉敷ピラティスヨガスタジオ・LitheMB