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オーガニックコスメとケミカルな化粧品は何が違うの?

オーガニックコスメとケミカルな化粧品は何が違うの?

こんにちは、メディカルハーブセラピストのむつみです。

ショップで扱っているチェコのオーガニックコスメbotanics
リピートしたくなる使い心地、優しくゆっくりと肌を健康にしていたい気持ちにぴったり寄り添うコスメで、ご愛用の方も多数。

コスメの世界では「レチノール」とか「ナイアシンアミド」などのなんだかすごそうな美容成分をうたったものがたくさん出ていて、流行を常に追っていないとついていけないくらいになっていますね。そんな“すごい成分”も、もともと人間が持っている栄養素や植物由来の成分だったりするのですが、自然派コスメが好きな私もつい「シワ改善!」とか「シミに効く!」みたいなキャッチコピーに心を奪われそうになります・・・^_^;

今回は、「それでもやっぱりオーガニックな植物由来のコスメがいい!」と思える理由、オーガニックコスメの魅力についてお話します。

 

【植物に含まれる美容に役立つ成分は“総合で使って“魅力的

ボタニクス オーガニックコスメがそうでないものと違うのは、やはり「植物本体を使っている」という点で美肌への導き方が違うということ。

 

「レチノール」など成分をぎゅっと抽出したものは単一で、“ここ“というポイントに働きますが、植物は複数の成分が人間の心や体、お肌へと同時に全体へ働きます

植物では一つの生命を維持するための様々な成分がバランスよく備わっており、お互いに支え合って働くことによって、単一では発揮できなかった効果が出てきたり、効果を後押ししてくれる、なんてことも起こります。

 

例えば炎症を抑え潤いを与え、美白にも役立つ「カモミール」。これはハーブの1ページ目としてあげてもよいくらい有名ですね。

リラックスさせて消化を助けるハーブティーとして世界で広く飲まれています。カモミールはそのあまい香り成分にも力があるので、嗅ぐだけでリラックスできます。緊張がほどけた体は免疫やホルモンの調整もスムーズお肌の調子も良くなります。

 

だから「美白になりたくてカモミールの石鹸を使ったら、自律神経まで整っちゃった♡」という一見不思議なことも起こってしまうのが植物の世界なのです。実際は身体の中が整った結果肌が整うのですが、美白が1番の目的である人にとっては、心が癒えるのはオマケのことに思えるかもしれませんね。

これはお薬に副作用というものがあるように、ハーブにも副効果があるという一例です。

 

しかし、カモミールの美白エキスだけを配合したコスメでは残念ながらこの魔法は起こりません。「美白になる」だけを見れば一緒かもしれませんが、ボタニクスコスメではカモミール本体を使うことで美白以外の成分もついでにいただくことができ、自律神経が整い体が健康になる。身体から整うと“キレイ”をキープする力もアップすることは想像しやすいと思います。内側から輝く肌になりたい私は、“美白成分そのものだけ”よりは“植物本体”を選んでいます。

 

また、ニキビを治したいと思った時によく使われるティートゥリー精油。こちらは菌を抑える成分を持ちますが、決してニキビ専用植物ではありません。その植物が生きていくために備えたいろんな成分が人間でも働いてくれるから、ニキビ以外の時でも、花粉症の時期に鼻の通りを良くしてくれたり、といろいろな場面で頼れる存在になるのです。

そんな植物の持つ「自然治癒力」を私たちも美容や健康に利用できるというのはとてもありがたいことですよね。

一つの植物の応用範囲の広さは、私がハーブを学んでみて驚いたことの第1位です。

 

特定の成分が高濃度で入っているコスメは即効でトラブルに効くのかもしれないけれど、植物のように“心身のバランスを整える効果”はありません。この“整える効果”が自然治癒力

植物由来のコスメがやんわりとゆっくり働きかけることを続けると、トラブル解決だけでなくトラブルの起こりにくいお肌、やがて肌全体の美しさに繋がっていきます。それは表面を整える美しさとは違い、内側から健康であることがわかるような美しさだと思います。本当に健康な肌はトラブルが起こっても自分で治癒に向かっていくので、“○○には○○成分”といった特定の成分に極端に依存する必要がなくなっていくのです。

 

もちろんトラブルが緊急で過度なものであれば、即効性のある薬用コスメを使うことも大切です。お肌の状況に合わせてボタニクスもぜひ選択肢に取り入れてみてください。