「私だけがおかしいのかな?」
更年期の不調が始まったとき、多くの女性が最初に抱くのはこの不安です。
でも実際には、更年期に起こる心身の変化は 女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少 が大きな原因。
エストロゲンは、女性らしさをつくるだけでなく、自律神経や骨、血管、脳の働きにも深く関わっています。
だからホルモンのバランスが崩れると、まるで“ジェットコースター”のように、心と体にさまざまな症状が現れるのです。
例えば——
• ホットフラッシュ(顔のほてり・急な発汗)
→ 自律神経の乱れが体温調節に影響して起こります。
• 動悸や息切れ、めまい
→ 血管の収縮や拡張がうまくいかず、循環機能が不安定になることで生じます。
• 不眠や気分の落ち込み、イライラ
→ ホルモン変化が脳内の神経伝達物質にも影響し、感情のアップダウンが強く出ます。
• 肩こり・腰痛・関節痛
→ 筋肉や関節を守るエストロゲンが減り、炎症や硬さが出やすくなります。
症状の出方は人それぞれで、「全く問題ない人」もいれば、「生活に支障が出るほどつらい人」もいます。
だからこそ大事なのは、症状を“我慢する”のではなく、 正しく理解して、今の自分に合ったケアを選ぶこと。
これは「年だから仕方ない」とあきらめるものではなく、身体が“次の自分”に移行するために見せているサイン。
このサインをどう受け止めるかで、更年期をただのつらい時期にするか、新しい自分を育てるきっかけにできるかが変わってきます。
✨ピラティスが更年期にどう役立つか✨
「体が重くて動く気になれない」
「運動がいいって分かっているけど、やる気が出ない」
更年期の不調が強いとき、多くの女性がこう感じます。
実際、ジムで汗を流すような激しい運動よりも、心身をやさしく整える動き の方が、この時期には合っているのです。
そこでおすすめなのが ピラティス。
私自身、初めてピラティスに触れたとき、「ただ体を鍛える運動」ではなく「呼吸と動きを通じて心まで落ち着いていく感覚」があることに驚きました。
ピラティスが更年期に役立つ理由は、科学的にも説明できます。
• ①自律神経を整える
ピラティスの特徴は「呼吸」。胸式呼吸を使いながら背骨や体幹を動かすことで、副交感神経が働きやすくなり、イライラや不安、不眠をやわらげます。
• ②血流と代謝を促進する
筋肉を大きく伸ばしたり、背骨をしなやかに動かすことで血流が改善。冷えや肩こり、関節のこわばりの軽減につながります。
• ③骨盤底筋・体幹を守る
更年期以降は骨盤底筋や体幹が弱りやすく、尿漏れや姿勢の崩れの原因に。ピラティスはインナーマッスルを自然に鍛えるので、骨盤や背骨を安定させ、将来の健康にも直結します。
• ④「今の自分の体」を感じる習慣がつく
更年期の大きなテーマは「自分の体を見つめ直すこと」。
ピラティスは毎回「今日はここが硬い」「ここは呼吸が入る」と気づく練習になるので、自己否定ではなく「今の自分を大切にする感覚」が育まれます。
実際に、ピラティスを始めた女性からは
「夜ぐっすり眠れるようになった」
「気分が落ち込みにくくなった」
「姿勢が整って気持ちも前向きになった」
といった声が多く聞かれます。
更年期は、体も心も“変わり目”にある時期。
だからこそ、ピラティスは「ただ鍛える」ためではなく、これからの人生をもっと軽やかに生きるために、心と体を調律するツール になってくれるのです。
更年期は、決して「終わりの時期」ではありません。
思春期に体が未来の準備をしたように、更年期もまた 次の人生を心地よく過ごすための準備期間。
ホルモンの変化で心も体も揺らぎやすい時期ですが、これは「弱くなったサイン」ではなく、
「これからは自分自身を大切にしてね」という身体からのメッセージでもあります🌿
そんな時に、ピラティスは静かに寄り添ってくれる存在です。
呼吸に意識を向け、体をゆっくり動かすことで、
• 「あ、私の体はまだこんなに動ける」
• 「深呼吸するだけで心が少し軽くなる」
そんな小さな気づきが積み重なっていきます。
もし今、あなたが更年期の不調に悩んでいるなら——
どうか「もう仕方ない」と諦めないでください。
体も心も、まだまだ育てていけます。
ピラティスを通して、自分を責めるのではなく、
「今の自分をまるごと受け入れる」習慣を身につけることで、
この時期はきっと “新しい私”が芽生えるチャンス になります🌱✨
今回は、女性の更年期について書きましたが男性も同様に更年期があります。
更年期でもこれからが、軽やかでしなやかな毎日を過ごしたいですね🥰
岡山倉敷でピラティスをお探しの方は、男性女性、関係なく、ぜひ体験からお越し下さい。
レッスン後のハーブティーもご用意してお待ちしております♡